今日からできる60歳からの自力防犯
今日からできる60歳からの自力防犯
近年、シニアを狙った多種多様な犯罪が増えています。
「犯罪」には空き巣や強盗、詐欺、スリ、ひったくりなどいろいろな種類がありますが、法務省の「犯罪白書」によると、いちばん被害に遭いやすいのが65歳以上の女性です。なかでも街角の詐欺、玄関から来る詐欺、電話からの詐欺、ネット上での詐欺の被害が多いことがわかっています。
シニア女性が狙われるのは、日中にひとりで在宅していることが多いこと、情にあつく「困っているなら何とか助けてあげたい」と思ってしまうこと、そして力が弱いため、抵抗されても大丈夫と思われていることなどが理由です。
もちろん、犯罪報道が絶えない昨今、皆さんの中にも日頃から用心している方は大勢いらっしゃると思います。けれども犯罪の手口はどんどん巧妙化していて、どんなに気をつけていても「大丈夫」「安心」はありません。「用心深いから自分は被害に遭わない」と思わず、「やり過ぎかも?」と感じるぐらい強い防犯の意識をもって、犯罪被害に遭わないための対策をしていただきたいと思います。
私は父が警察署長、姉が刑事という家庭環境だったことや、自分自身も20代のときにさまざまな犯罪被害に遭った経験があることなどから、犯罪セキュリティや防犯について学び、現在は防犯アドバイザーという仕事をしています。
この本では、これまでの経験や学んだ知識をもとに、シニア女性がどのように自分の身や家族、家を守るとよいかについてポイントをまとめました。皆さんの安全のために、ぜひとも本書を役立てていただきたいと思います。 (「はじめに」より)
縦:25.7×横:18.2 全頁数:80ページ
重量232g厚さ0.7cm
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