一生お金に困らない! 13歳からの「お金」のキホン
一生お金に困らない! 13歳からの「お金」のキホン
この本を手に取ってくれたみなさんは、きっと「お金」に関心があるのだと思います。何といっても、タイトルに「一生お金に困らない!」とありますしね。
でも、お金について教えてくれる人が誰もいない。お母さんには「むだ遣いをしてはいけません」といわれるだけだし、お父さんに「うちのお金って、どうなっているの?」と聞いたら「子どもはお金のことなんて気にしなくていい」といわれてしまった、という人も多いのではないでしょうか。
そんなみなさんに、一生「お金」について困らないですむ方法を、できるだけわかりやすく伝えたい。そう思って、私はこの本を書くことにしました。
自己紹介が遅れました。私は、ファイナンシャルプランナーの横山光昭といいます。ほかに「家計再生コンサルタント」という肩書も持っていて、お金に関するさまざまな相談に応える仕事をしています。
お金を貯めることが苦手な人がお金を貯められるようになるお手伝いをしたり、お金を増やす方法についてアドバイスをしたりするのが、おもな仕事です。
この本でも、私はお金のプロとして、むだ遣いをしないようなお金の使い方や、お金を貯めるためのコツ、そして持っているお金を増やす方法を、みなさんにお伝えしようと思っています。
実は、もともと私はお金があったらあるだけ使ってしまうタイプです。だから、ついむだ遣いしてしまう人の気持ちもわかります。でも、「このままじゃダメだ。将来、自分のやりたいことが全然できなくなってしまうかもしれない」と思って、お金の勉強を始めたのです。
お金は、おもに食べ物や洋服を買ったり、水道代や電気代を払ったりと、日々の生活を送るために使いますが、大人になれば、年金や税金を払うために使う必要も出てきます。
でも、そうやって使ってばかりいるとすぐにお金はなくなって、生活に困ることになってしまいます。「ゲームクリエイターになりたい」「パティシエになりたい」という夢も、叶えられなくなってしまうかもしれません。
お金は、生活をしていくためだけのものではなく、自分の人生を輝かせるため、なりたい自分になるために必要なものなのです。だから、ただ「使う」だけでも、ただ「貯める」だけでもダメで、上手に使って賢く貯め、さらに「増やす」ことが大切なのです。
その方法について勉強を始めるのに、「早すぎる」ということはありません。2022年4月から、高校でお金についての授業が始まりました。もちろん、高校生になってから学び始めてもいいのですが、やはりお金には少しむずかしいところがあって、うまく使いこなせるようになるには時間がかかります。
そして実は、お金について学び始めるのが早ければ早いほど、「お金をたくさん増やす」ことができるのです。ちょっと、やる気が出てきませんか?
この本の中にも、ときどきむずかしい言葉が出てきたり、文章がわかりにくいところがあったりすると思います。そういうときはぜひ、お父さんお母さんや家の人に聞いたりして、一緒に調べながら、読み進めていってください。
お金とのつき合い方や、貯め方、増やし方のコツを今から学んでおけば、将来、絶対にお金に困ることはありません。みなさんには、お金にも心にも余裕を持って、自由に自分の人生を送ってほしい。私は、そう願っています。
そして最後に、お父さんお母さん。ぜひ、この本をきっかけに、家族でお金の話をしてみませんか?子どもだけでなく、ご自身にも金融リテラシーが身につき、お金に関する悩みや不安を解消する糸口が見つけられるはずです。 (「はじめに」より)
著者:横山光昭
縦:21×横:14.8 全頁数:144ページ
重量286g厚さ1.2cm
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