これ1冊! 女性の「糖尿病・ヘモグロビンA1c」
これ1冊! 女性の「糖尿病・ヘモグロビンA1c」
「糖尿病」は、膵臓から分泌されるインスリンの効きが悪い、分泌量が少ないなどの理由により、高血糖の状態が慢性的に続いてしまう病気です。網膜が障害を受ける網膜症、腎臓の機能が低下する腎症、手足のしびれ等さまざまな症状が出る神経障害の三大合併症をともなうほか、動脈硬化が進行し、心臓病や脳血管障害などを引き起こすこともあります。
本書では、糖尿病への理解を深めるとともに、糖尿病を判断する指標のひとつである「ヘモグロビンA1c」を最適に管理する方法に主眼を置いた、日常生活に取り入れやすい情報の数々を集めています。
●糖尿病ってどんな病気? 女性ならではの傾向は?
まずは「糖尿病」を知ることがとても大切です。どちらかと言えば男性に多い病気ですが、閉経前後の時期に「エストロゲン」という女性ホルモンが減少することで、女性の発症リスクも上がっていきます。しっかりとした知識を持つことで、必要以上に恐れたり油断したりせず、適切に対処できるようになります。
●「かくれ高血糖」を防ぐことが大事
通常の血糖値の検査では見つけにくい「かくれ高血糖」という状態があります。これを放置すると糖尿病のリスクが高まりますが、「かくれ高血糖」を発見できる検査もあるので、まずはその疑いがないかどうかを確認しましょう。「かくれ高血糖」であることが判明しても、食事療法や運動療法を実践することで改善が可能です。
●ちょっとした工夫で好きなものを食べながら数値は下げられる
できるだけ薬に頼らずに血糖値を改善するために、日々の食生活に少しずつ工夫を加えていくことをオススメします。血糖値が上がりにくい食べ方、血糖の上昇を抑える食材などを知り、カロリーよりも「糖質」に着目することで、「ヘモグロビンA1c」は適正になっていくでしょう。
●「腸」のケアとストレッチで血糖値の改善につなげる
「インスリン」を分泌する膵臓と腸との関係を知り、腸のケアをしていくことも重要です。腸の状態が改善すれば、インスリンの分泌も適正化され、血糖値の改善につながります。さらにウォーキングや自宅で簡単にできる運動を行なうことで、筋肉量を維持・増加させ、ブドウ糖を消費しやすい体をつくっていきましょう。 (「はじめに」より)
著者:監修:岡本(右遠)亜紀、中村節子、栗原 毅、板倉弘重
縦:25.7×横:25.7 全頁数:72ページ
重量272g厚さ0.6cm
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