13歳からでも身長は伸ばせる! 10の成長スイッチ
13歳からでも身長は伸ばせる! 10の成長スイッチ
「もっと身長を伸ばしたい!」と切実に願う子どもは多いものです。そして、そんな子どもの様子を見て、「なんとかしてあげたい」と思うご家族も、たくさんいらっしゃるでしょう。
私、「身長先生」こと田邊雄が院長を務める東京神田整形外科クリニックにも、そんな親子が大勢いらっしゃいます。
このクリニックでは、一般的な整形外科で行う治療のほかに、特別外来として「子どもの身長を伸ばす」治療を行っています。
動画共有サイトでも、チャンネル『身長先生田邊雄』を運営し、身長を伸ばすためのノウハウ・知識を発信しています。
私の整形外科医としての専門分野のひとつが、「小児体質性低身長治療」。体質性とは、病気による低身長ではなく、本人の体質として小柄である、ということです。
医師の仕事は病気を治すこと。これが大原則です。そういう意味では、私の仕事は原則から外れています。しかし私は、この仕事は世の中に絶対に必要だと思っています。
病気による低身長を治療するお医者さんは、すでに大勢いらっしゃいます。しかし実際のところ、そこへ相談に訪れる方々の9割以上は、病気ではなく、実は体質に原因があります。
となると、お医者さんの答えはこうなります。「病気ではないので心配いりません」「体質なので、治療の必要はありません」。
相談に来た人は、それで納得するでしょうか?
そうはいかないでしょう。だって、「背が高くなりたい」という悩みは、何ひとつ解決しないままなのですから。
私が「体質性低身長」のお子さんの診療を通して行うのは、病気ではなく、こうした「悩み」を解決することです。これもやはり大事な医師の仕事だと私は考えています。
ちなみに「低身長」の治療、とは言いましたが、客観的にどう見ても低くなくとも、本人が求めるなら――たとえば175センチの子が180センチになりたいと望むなら、相談に応じます。
さて、みなさんの悩みはどのようなものでしょうか。お子さんは何歳で、今の身長は何センチでしょうか。最終的にどれくらい伸びるか知りたいのでしょうか。はたまた、何をすれば伸びるのかわからず、迷っているのでしょうか?
この本は、必ずそれらの指針になります。
背が伸びるしくみ、止まるしくみ、すべきこと、してはいけないこと。最新の医学的根拠に基づく知識を、伝えられる限りお伝えします。
第1章では、身長が伸びるメカニズムについてお話しします。
第2章では、第1章の話に基づき、幼児期・学童期・思春期に起こることや、体質の見分け方などをお伝えします。
第3章では、身長を伸ばすために日常生活の中でできることを、詳しく語っていきます。
さて、本編に入る前にもうひとつ、注意していただきたいことがあります。
身長が伸びる可能性には、期限があります。ある段階で「これ以上はもう、1ミリも伸びません!」というときが、誰にでもやってくるのです。
5歳なら、それはまだまだ先ですが、13歳なら……ウカウカしてはいられません。
この本で知ったことを、ぜひ実践してください。迫りくるリミットまで、悔いなく過ごしてください。子どもとご家族のがんばりを、私は全身全霊で応援しています! (「はじめに」より)
著者:田邊 雄
縦:14.8×横:21 全頁数:96ページ
重量300g厚さ0.9cm
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