痛い変形性股関節症がラクになる! 「関節液」よみがえり体操
痛い変形性股関節症がラクになる! 「関節液」よみがえり体操
■関節液はよみがえる!
「いつからか、あぐらをかけなくなった」
「散歩中に、ちょっとした段差でつまずいて転んでしまった」
「靴下をはくとき、腰を曲げるのがきつい」
この本を手にとってくださった方は、ひょっとして、こんな経験をおもちなのではないでしょうか。あるいは、歩くときに足のつけ根に引っかかるような違和感があったり、お尻の横の筋肉にだるさや痛みを感じたりすることがある……。
ただ、それは毎日のことではなかったり、足をいろいろな角度に動かしているうちに違和感や痛みが消えてしまったりするから、「たいしたことはない」「歳だから、しょうがない」と、放置してしまっているかもしれません。
しかし、この本のタイトルの中の「変形性股関節症」という文字に目がとまったのは、少なからず股関節に不安を感じているからではないでしょうか。
よかった! この本はきっと、みなさんのお役に立てると思います。
前述のような違和感や痛みは、股関節のトラブルからくるものです。放っておくと、やがて股関節の軟骨がすり減って変形し、股関節に強い痛みを引き起こす「変形性股関節症」になってしまいます。
現在、日本全国でおよそ400万人が、変形性股関節症に悩まされているといわれています。その約9割は女性。40代から急激に発症しやすくなりますが、20代、30代からその兆候は出始めます。「たいしたことないから」とほうっておくと、40代、50代になって股関節に痛みが出たり、歩き方がぎこちなくなってきたりしてしまった……。そうなってから、整形外科を受診する人がほとんどでしょう。
すると、医師は「しばらく様子を見ましょう」といって、痛み止めの薬を出してくれるだけ。薬を飲めば少しはよくなるものの、すぐに痛みが再発してまた病院へ、の繰り返しです。
変形性股関節症は、時間とともに確実に進行する病気です。経過観察をしている間に股関節が変形して、足を引きずって歩くようになったり、痛みも強くなったりしていくのです。すると患者さんは、「手術を受けるか、否か」の選択を迫られます。医師が、「この病気を完全に治すには手術をするしかない」というからです。
いくら「痛みがなくなるから」といわれても、体にメスを入れるとなると大きな不安を覚えることでしょう。そのため手術を受けず、不便や痛みに苦しみながら日々を過ごしている人も、少なくないと思います。
しかし、変形性股関節症は「手術でしか治せない」病気ではありません。
初期の段階で「関節包内矯正」などの適切な対処をして関節液をよみがえらせれば、ほぼ100%完治します。
この治療法に加え、大きな効果を上げるのが本書でお伝えするセルフケアです。自分で股関節を矯正することで関節液をよみがえらせ、痛みをやわらげます。
いつまでも健やかに自分らしく過ごすために、股関節の不安を1日でも早く解消しましょう。 (「はじめに」より)
著者:酒井慎太郎
縦:21×横:14.8 全頁数:112ページ
重量190g厚さ0.9cm
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