気になる首のシワ・たるみはこうして改善する
気になる首のシワ・たるみはこうして改善する
年齢を重ねるにつれて目立ちはじめる首の「シワ」と「たるみ」……。女性なら誰でも気になりますよね。顔のスキンケアは若い頃から念入りに行なってきた方でも、首の皮膚のお手入れは、意外と「ほったらかし」のことが多いのでは? 「私はまだまだ大丈夫」と思っていたら、あるとき鏡に映る自分の首に、哀れな「たてジワ」「よこジワ」を見つけてびっくり! そんな方も少なくないでしょう。
もちろん、首のシワは急にできるわけではありません。年齢を重ねるごとに少しずつ刻まれていきます。しかし、毎日鏡を見ていてもなかなか気づかないことがよくあります。
特に首のたてジワは、しゃべっていたり、ものを食べていたりして口を動かしたときに、より鮮明に現れます。
ですから、自分の首のたてジワより、友人や同僚の首のたてジワを先に見つけ、あわてて自分も確認してみたら「やっぱりあった!」と言って、私の治療院へ相談に来られる方が結構いらっしゃいます。
首のシワは、さまざまな要因で生じますが、その根本にあるのは皮膚の老化です。赤ちゃんの肌は、触れると「プルンッ!」と弾けるくらいみずみずしいハリがあって、シワができる余地はまったくありません。
ところが、年齢を重ねるにつれて、皮膚は少しずつ緩んで薄くなっていきます。特に40歳を過ぎた頃から、皮膚の老化は急速に加速します。
試しに腕の皮膚をつまんでみてください。皮膚がビロ~ンと薄く伸びてくるようであれば、首のシワもかなり深刻なはずです。
それでも大丈夫。そんな方にこそ、この本を読んでいただきたいのです。
年齢を重ねるにつれてシワができるのは、自然な生理現象ですから、誰しも避けられません。首のシワも同様です。
しかし、たとえば同窓会などに出かけたとき、「彼女は同い年なのに、どうして首のシワが少ないの?」と驚いた経験はないでしょうか?
そうです。同じように年齢を重ねていても、方法によって首のシワやたるみは予防・改善できるということです。
首のきれいな人には、その背景に必ず理由があります。
ある著名な芸人さんが、若いときに師匠から「芸人は人前に出る仕事だから、年齢の出やすい首の手入れを忘れるなよ」と言われ、毎日欠かさず首のマッサージをしていたら、50歳を過ぎても「年齢のわりに首がきれいだとよく言われる」と話しているのを聞いたことがあります。人知れず努力を続けてきたわけですね。たしかにその芸人さんの首はとてもきれいで、実年齢より10歳は若く見えました。
一般によく「首を見ると年齢がわかる」と言われます。たいていの場合、悪い意味で使われますが、逆に考えると、首を若々しく保っていれば、実年齢より若く見られるということです。
ただし、首はデリケートな部位なので、むやみに自己流でマッサージをすると、逆効果になる場合があります。特に40代以降の方は皮膚が衰えはじめているため、首の皮膚に負担のないケアを行なうことが大切です。
PART2で紹介するストレッチやエクササイズは、どれも40代、50代から安心して始めていただくことができます。もちろん60歳を過ぎてからでも、充分に間に合います。年齢は関係ありません。すべてのものを一度に行なう必要はありません。取り組みやすいもの、気に入ったもの、気持ちのいいものを、毎日少しずつ続けることが大切です。とにかく今日から始めてみましょう!
本書をきっかけに、一人でも多くの方が「もう年だから仕方がない……」ではなく、「よ~し、今日からやってみようか!」と一念発起していただき、首のシワ・たるみの悩みから解放されることで、実り多き豊かな人生を送り続けていただくことを、心から願っています。 (「はじめに」より)
著者:福辻鋭記
縦:21×横:14.8 全頁数:112ページ
重量252g厚さ0.8cm
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