女性のつらい指先の変形・痛みは自分で防ぐ! 改善する!
女性のつらい指先の変形・痛みは自分で防ぐ! 改善する!
私が、手指の痛みやしびれ、変形の治療に力を入れるようになったのは、2008年に愛媛県松山市で「富永ペインクリニック」を開業してからです。
「ペインクリニック」というのは、痛みの治療を専門に行なう医療機関で、当院は松山市で最初の、痛みに特化した女性院長の医院としてスタートしました。
開業当初から、40歳以上の女性を中心に、慢性の頭痛、腰痛、肩こりなどに悩む方たちが、たくさん来院されました。すでに複数の医療機関で治療を受け、それでも症状が改善されないことから、困り果てて駆け込んでくる方がほとんどでした。
麻酔科医として2万人を超える臨床実績を積んでいた私は、自分のもてる力と最新の医療を駆使して、精力的に治療にあたってきました。
そうした中で、あることに気づきました。
頭痛や腰痛などを訴えて来院された女性の多くが、手指の症状にも悩んでいたのです。お話を聞いてみると、ずいぶん長い間、手指のしつこい痛みに耐え、すでに関節が変形しているケースも少なくありませんでした。
なぜ、手指の症状を放置しているのかを尋ねると、多くの人からこんな答えが返ってきました。
「以前、診てもらったとき、『手指をしばらく使わないように』と言われたのですが、家事や育児で手を休めているヒマがないので、もうあきらめていました」
その医師の言葉は、医学的には正しいのです。しかし、皆さんにとっては何の役にも立たない言葉です。
手指の痛みやしびれ、変形を訴えて来院する女性の多くは、家事や育児、仕事、そして家族の介護など、生活のあらゆる場面で手指を使っています。手指を酷使してきたことが、痛みや変形のひとつの要因になっているわけですが、その女性たちに対して、「痛いなら使わなければいい」という発想は、まったくのナンセンスです。
もっとも重視すべきは、皆さんが困っている「今のつらい状況」を解決しながら、同時に、手指の症状改善を目指すことです。
私のクリニックでは、それを実現するために、神経ブロック注射を施術しています。
神経ブロック注射は、痛みの情報が脳に伝わるプロセスを途中で断ち切り、痛みを治す方法です。ペインクリニックならではの特別な技術と言えます。神経ブロック注射を受けて痛みがやわらぐことで、日常生活は一変します。
また、痛みだけでなく、腫れも引いて指が曲げられるようになることから、今までできなかったことが、いろいろできるようになります。これは大きな自信につながります。
その結果、気持ちが前向きになり、未来に希望がもてるようになります。生活に笑顔が戻ってくるのです。
さらに、そうした「成功体験」を重ねていくと、手指の機能が徐々に回復して痛みやしびれ、変形が改善され、根治にいっそう近づくことができるのです。
自分でもっと手軽に「今のつらい状況」をケアできる方法があれば、より多くの人が笑顔を取り戻すことができるはず――そう思って、神経ブロック注射のしくみを応用して考案したのが、本書で紹介する「10秒神経マッサージ」です。
「10秒神経マッサージ」は、誰でも簡単にできます。家事や仕事の合間を利用して、特定の神経ポイントをマッサージすれば、手指の痛みやしびれ、変形の改善に効果があります。中には、ずっと握ることのできなかった手が、「10秒神経マッサージ」を行なった直後に、ギュッと握れるようになった方もいらっしゃいます。
いちばん大切なのは、あきらめずに続けることです。あきらめずに続けることで、しつこい痛みにジッと耐え、変形した指を気にしながら生きてきた日々にサヨナラしましょう。
本書では、「10秒神経マッサージ」の実践法と効果を紹介するとともに、一緒に行なうと効果的なエクササイズや生活習慣、さらには痛みの背景にある心の問題に向き合っていくための思考法についてもお話ししています。
手指の痛みやしびれ、変形は、「医師に治療してもらう」だけではなく、「自己管理する(セルフメディケーション)」という発想で向き合うことが大切です。この発想の転換こそ、痛みやしびれ、変形から解放される第一歩。
それができれば、あなたの人生は、必ず変わります。 (「はじめに」より)
著者:富永喜代
縦:21×横:14.8 全頁数:136ページ
重量192g厚さ0.9cm
99 個の在庫があります
受け取り可能状況を読み込めませんでした