「腰と背中」が一生まがらない・ちぢまない!「寝たまま1分ストレッチ」
「腰と背中」が一生まがらない・ちぢまない!「寝たまま1分ストレッチ」
歳をとるほどに、体を支え続けた膝や腰には負担が蓄積します。痛みに悩み、ちょっとした動作が大変だと感じるようになります。「少し前まではできていたはずなのに」と悲しく思いながら、それを「足腰が弱ったから」と片づけてはいませんか。時期を同じくして、ご家族から「なんだか背が低くなっていない?」と言われたり、街を歩いているときにウインドウに映った自分の姿を見て「おばあさんみたい」と愕然としたり……。これも加齢のせいだから仕 方がないと思っていませんか。
私は内科・整形外科を専門とする医師として、約20年間、膝や腰の痛み、脚の関節などの研究を行なってきました。そのなかで筋肉についてさまざまなことを学び、病気や交通事故など自分自身の体験を通して、筋肉がもつ力の可能性についてじつに多くのことに気づきました。
体のさまざまな箇所に痛みや不調をもつ人の多くは、筋肉が硬く短くなっているのです。そしてそれは、筋力の低下となって現れます。長年の生活習慣などによって負荷や負担がかかり続けた筋肉が、とくに短くなり、左右や上下、全身の筋力バランスが崩れた結果が体の不調となって現れるわけです。
全身の各部位にある筋肉が複雑に作用し合って体を機能させます。なかでも重要なのが大腿四頭筋と大胸筋で、これを伸ばし、鍛えることで、全身の筋肉の力もアップし、腰痛や膝痛、肩の痛みなども軽減していきます。体の筋肉、筋力を鍛えることで、運動能力はもちろん、記憶力や内臓などもよくなっていくのです。
本書では、こうした筋肉を鍛えて筋力を高める簡単なストレッチをご紹介しています。70歳になっても80歳になってもできる、長く続けることができる体操ばかりです。すぐに効果が出ないかもしれませんが、半年、1年と続けるうちに、効果を実感できるようになることでしょう。
筋肉を鍛えて筋力が上がれば、体温が上がり、代謝もよくなります。ホルモンの分泌促進にもつながります。そのように体の調子をバランスよく整えるために、「寝たままストレッチ」が一助になれば幸いです。 (「はじめに」より)
著者:芦原紀昭
縦:18.8×横:12.9 全頁数:112ページ
重量198g厚さ1cm
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