一生ボケない脳になる! 1日1分「脳トレ」366
一生ボケない脳になる! 1日1分「脳トレ」366
◆まずは、頭の働きをチェックしましょう
タイマーか時計を用意して、次の問題にチャレンジしてください。
[できるだけたくさん、動物の名前を言ってください。
時間は1 分です。
時計を見ながら、言えた数を指折り数えてください。
用意、始め!]
これは最も簡易な認知症テストのひとつです。14個以上言えれば一応安心です。
では、こうしたテストの成績(認知機能)はどうすればその低下を軽減したり、あるいは向上させたりできるのでしょうか。
カロリンスカ研究所のミリア・キビヴェルトらは、1260 人の60~77歳高齢者を二つのグループに振り分け、一方には健康的食事・運動・脳トレ・血圧などの血管疾患リスク因子管理を行ない(介入群:このうち三つ以上を行なったものが90%)、一方には健康相談のみを行ないました(非介入群)。
2年間の追跡調査の結果、認知機能テストの全般的成績で、介入群は非介入群に比して25%成績がよく、のちに述べるワーキングメモリが強くかかわる実行機能では83%、なんと反応速度では150%も非介入群の成績を上回ったそうです。
頭の働きの低下の予防には、脳トレ、運動、バランスのいい食事、血圧など健康管理が大事なわけで、その効果は相当に大きいのです。
この本で脳トレをするとともに、運動をして、健康的な食事をとり、生活習慣病の予防や治療を心がけましょう。
◆日々、ワーキングメモリを使おう
脳トレの基本は、記憶や情報を一時的に保持し、組み合わせて答えを出していく、ワーキングメモリ(作業記憶)と呼ばれる頭の使い方をすることです。
ちょっと記憶しながら、あれこれ行ない、その間も記憶を保つ。これが脳を鍛える基本なるわけです。この働きにかかわるのが、主に前頭前野、それから頭頂連合野です。
歳をとると物事に慣れていきます。日常生活はほぼルーティーンでこなせます。そういう慣れた頭の使い方では前頭前野などはあまり使われないのです。活性化しないのです。
この本のような非日常的な脳トレ問題で、日々、前頭前野を刺激していきましょう。ワーキングメモリの力は、鍛えれば鍛えるほど伸びていくことが知られています。
◆脳は歳をとっても鍛えられる
マサチューセッツ工科大学のジョシュア・ハートショーンによれば、ワーキングメモリに強くかかわる、総合的な情報処理能力と記憶力のピークは18歳で歳とともに衰えていきます。
しかし、集中力のピークは43歳、相手の感情を読む力は48歳、基本的な計算能力は50歳、新しい情報を学び、理解する能力のピークは50歳、語彙力のピークはなんと67歳だそうです。脳は若くなければだめだというのは幻想のようです。脳は経験や学習でその力を伸ばしていく器官なのです。
この本では、計算、言葉(文字)、記憶、空間認知などのさまざまな問題が取り上げられています。どの問題も前頭前野を刺激すべくワーキングメモリを使うように作っていますが、計算では主に頭頂葉が、言葉では側頭葉や前頭葉が、記憶では海馬が、空間認知では後頭葉や頭頂葉が刺激されます。
いろんな問題に触れ、あれこれと楽しみながらチャレンジしてみてください。
「考えたくなるとき」「おもしろいとき」、脳では前頭前野に広がるドーパミン神経系が活性化されます。すると楽しいだけでなく、物覚えがよくなったり、新しい考え方や技術が身につきやすくなります。
「楽しく」脳を鍛えるのがいちばん! たとえ楽しくなくとも、問題を終えたときに、「楽しかった~」と言葉に出したり、頭の中でその言葉を思い浮かべるだけでも、線条体の活動が高まり、次回のやる気につながっていくのです。
さあ、これから毎日1分366日、この脳トレ問題でどんどん脳を鍛えて、若返らせていきましょう!
著者:監修:篠原菊紀
縦:18.8×横:12.9 全頁数:128ページ
重量130g厚さ0.9cm
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