耳の聞こえがよくなる! 3分トレーニング
耳の聞こえがよくなる! 3分トレーニング
あなたは、自分の聴力に自信がありますか?
「最近、ちょっと聞こえが悪いみたい」と思う方もいれば、「まだまだ大丈夫」と思う方もおられるでしょう。
しかし実際のところ、自分で思っている以上に、聴力の低下は進んでいるものです。
2009年の調査によると、日本人の6人に1人が、難聴の状態にあることがわかっています。これだけでもかなりの人数と言えますが、それ以上に「自覚のない難聴」の人も相当数いると思われます。
難聴は、気付かぬうちに進行するものです。
そのわずかな変化は、意外な兆候として現れます。
次のページに挙げたのは、そのチェックリスト。
日ごろの生活を思い出しながら、セルフチェックをしてみましょう。
【難聴セルフチェック】
□聞き返しが多くなってきた
□「カ行」「サ行」「タ行」が聞き取りづらい
□人の言葉が途切れ途切れに聞こえる
□「ダジャレ」を言いたくなる
□静かなバーならよいが、にぎやかな飲み会は苦手
□周囲の会話のテンポについていけないことがある
□その気はないのに、話の腰を折ってしまうことがある
□新しいことに対する学習意欲が減ってきた
□感情が不安定になりやすい
□慢性的な疲労感があり、何をするのもおっくう
いかがでしたか?
「こんなことが耳に関係あるの?」と感じる項目も多かったのではないでしょうか。
聞き返しが増える、人の声が途切れ途切れに聞こえる、などは「ごく普通」の兆候ですね。「カ・サ・タ行」の聞き取り力が低下するのも、よくある初期症状です。これらの音は周波数が高く、難聴は周波数の高い音から聞こえなくなっていく、という特徴を持っているからです。
一方、「ダジャレ」「話の腰を折ってしまう」「学習意欲が減る」などは一見難聴とは無関係に思えるでしょう。しかしこれが、関係大アリなのです。
耳は「音を聞く」器官ですが、その響きや意味、内容を読み取るのは「脳」です。耳が弱って、この「脳」に情報が届かなくなると、これらの症状が出てくるのです。
「それは、年のせいだから仕方ない」と思われたでしょうか?
それもまた大きな誤解です。難聴は、加齢のせいで起こるものでは「ない」のです。
長年の良くない習慣が蓄積して聴力が落ちる、ということはありますが、それは「加齢が原因」ということではありません。
耳に良い習慣を持ち、それを保てば、聴力の低下は抑えられるのです。
そして、「聞こえをよくする」ことも可能です。
姿勢を正して耳の角度を正したり、耳の中の筋肉「アブミ骨筋」を活性化させたり、はたまた「周囲の人との距離」の取り方によっても、聞こえのよさは大きく変わってくるのです。
本書では、そのようなノウハウをふんだんにお伝えしたいと思います。
これからの人生をより充実させるための「耳トレーニング」と「習慣」を、ぜひ知っていただきたいと思います。 (「プロローグ」より)
著者:中川雅文
縦:25.8×横:18.3 全頁数:136ページ
重量250g厚さ0.8cm
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