1日15分で一生使える中学3年間の数学
1日15分で一生使える中学3年間の数学
大人の方に「あなたは、数学が好きですか? 得意ですか?」と聞くと、「好きだったけど、いつの間にか忘れてしまっている」「中学校のときはそれなりにできたけど、今はできそうにもない」「小学校の算数は子どもにも教えられたけど、中学校の数学は無理」といった答えが返ってくることが多いようです。
「では、数学をもう一度学習(復習)してみたいですか?」と尋ねると、「子どもに聞かれて答えられるくらいにはなりたい」「でも、数学の分厚い教科書を見るとうんざり」「時間もかかりそうだし……忙しいから」といった返事が返ってきます。つまり、数学をもう一度やり直してみたいけれど、「しんどいのはいや」というのが本音のようです。そこで、ちょっと数学が遠くなってしまった大人の方々に、簡単に、気軽に、少しの時間で、中学校の数学をもう一度学び直してもらうための本を、ここに用意しました。
一方、中学生の皆さん、今、数学が少し苦手になりつつあると感じていませんか? そんな皆さんは、将来苦手にならないよう、予防のために本書を活用することができます。それは、中学校の3年分の教科書を全部やるのではなく、その中心となる考え方を利用する場面を精選し、少しずつ体験していくだけで、数学の全体像をつかむことを目指しているからです。その項目は82ありますが、1日たった15分、こつこつ山を登るように積み重ねればいいのです。
本書の使い方は、まず、各項目で基礎・基本となる問題に出合います。そして、考えるためのポイントを知り、自分で考えて解答して、すぐに確かめます。内容がつかめたところで、練習問題に挑戦し、仕上げをします。解答して合っていたときの喜びは、年齢に関係なく、大きいはずです。この間、およそ15分。これを82項目にわたって繰り返すことによって中学校の数学の全容が見えてきます。山に登ってみると、眼下に美しい数学の風景が見えているというような感動を味わってほしいのです。1項目が15分だから、いつでもどこでも何度でも振り返ればいいのです。どんな世代でも、一生使えます。昼休みでも、通勤電車でも、家事の合間でも、就寝前の寝床でも、ちょっとずつ読めばいいのです。裏が白い紙やメモ用紙が少しばかりあれば、なお便利です。まるで、連続推理小説を読み進めるような気持ちで、一つひとつの謎解きを楽しんでください。 (「はじめに」より)
著者:監修:小西豊文
主な著作:『ママだからできる運動神経がどんどんよくなる子育ての本』(学研プラス)
縦:14.8×横:21 全頁数:192ページ
重量386g厚さ1.5cm
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